「夜風、俺はこいつがいる使われていないビルに行く。お前はここで美菜と香菜を守ってくれ」


「い・や」


私は、ベーと舌を出した。


「私がビルに行くから、仁は叔母さんと香菜を守りなよ」


「駄目だ!」


「ニコッ 仁、私には家族が沢山いるよ。仁に叔母さん、香菜に狐達と妖。沢山の家族を守るためには私が行くんだ。仁は、私の家族を守って」


それだけ言って、ビルに向かった。