私は、部屋を出た。


そのあとに、郁斗達が着いてくる。


「夜風?」


「って…帰って!!もう二度とここに来てはいけない!!絶対に…」


「どうして…?」


「ここには、結界が張ってあるけどだいぶ弱まってきている。だから…」


「…分かった。みんな帰ろう」


郁斗達は帰った。


「ヒクッ ウッ お父さん…」


香菜の泣き声が聞こえる。


私も、親が死ぬまで泣けてたのにな…


もう泣き方なんて忘れたよ…