瞼を閉じ、眠りにつこうとした。


その時、ふと瞼を開けて、傷を触ったら…


傷が塞がっていた。


驚いた。


確かに私は、トラックに引かれた。


さっきも、血が大量に流れていた。


近くにあった硝子で腕に傷をつけてみた。


ドクドク


あぁ、やっぱり…


綺麗に傷は塞がって、腕には傷跡1つなかった。


私、死ねないんだ…


そう思った。