「どこ行くんだ?」


仁がそう聞いてきた。


「郵便局~」


私はそう言い、靴を履いた。


「気をつけろよ」


「クスッ 死なない私を心配してくれるんだ?」


仁は、顔をしかめた。


「文句大アリって顔だね。私には、雪雨もいるから大丈夫だって!」


「…」


仁は、私を無視してリビングへ行った。