『夜風様…夜風様!』


正ちゃんの声だ!


私と動物や妖は、テレパシーで話せるのだ。


『どしたの?』


『なぜか…け、結界が張ってあるんです!!』


『えっ?そっちにも?』


『もしかして、そっちもですか!?』


『まぁね。とにかく、また何かあったら言ってきてね』


『はい。それでは…』


それから、正ちゃんの声は聞こえなかった。