とだけ言い、私にメモか何かの紙を渡した。
…何これ。
私はその紙を開いた。中には、文字が刻まれていた。
…アドレスと電話番号、かなぁ。
でも、アドレスだとしたら、私はこれをどうすればいいの?

て、私いかなくてもいいでしょ。
まず、関係ないし。女になれって言われたけど、それも意味不明だし。

翌日、私は行かなかった。
今は…昼の12時半。
ていうか、何で私が気になってるの?
私は暇つぶしのため、ケータイを触り出した。
「あ…」
私はあることを思い出した。
成田大翔のアドレス…。
……仕方ない。何かあったときのためにいれておこう。
そして、成田大翔のアドレスを入れた。

しばらくして、雨ご降り出した。
あれ? 今日、天気、一日中晴れだって、言ってたのに。
そして、考えるうちに、雨はどんどん降り出した。
……成田大翔、大丈夫かなぁ。
何だか、心配になってきた。
まあ、帰ってるよね! だって、もう14時だし。私、こないって、わかってる、よね……?

どうしよう。心配になってきた。

気がつけば、私は走り出していた。