「実はさ…俺には音信不通になった幼なじみのコがいてさ…そのコ愛莉って名前で顔も声も横山さんにソックリでさぁ…そんで俺…勘違いしちゃって…」

「そうだったんだ…最初はびっくりしたよぉアハハ」

「うん…ごめん、でもさそのコ事故で死んでたんだ…それを今日知った…」

「…え……」

「あ、あぁ!ごめん!こんな話しちゃって…横山さんには関係ないのに…ほんとにごめん!それよりさ…愛莉って呼んでいい?なんか、懐かしくて嬉しくなる…」

「いいよ!葵くん…最初はちょっと恐かったけど今は安心してお話できる、ツラいこと話してくれてありがとうね!」

そう言って笑った横山さんの笑顔は愛莉にそっくりだった