とりあえずショップに入り、奈津と服を見て回った。

奈津は自分のお店の服を買わなくてはならないからか、別のお店の服はあまり買おうとしない。

まぁ自分のお店の服が好きらしいし、似合ってるもんね。

だからか尚更あたしにいろんなものを勧めてくるんだ。


帰る頃にはやっぱり何だか疲れた。


「じゃあね」


「うん!また広菜の家行くからー」


カバン一つでまた帰って行く広菜と街で別れ、なんとなくまたあの美容室に足を進めた。