「柿木君・・・。よろしく。」


照れた様子で早川さんは言う。


「えぇ!?

 あたしにも よろしくって

 言ってよぉー・・・。」


「まあまあ。

 つつじも すぐに仲良くなれるわよ。

 早川さんは

 人見知りなだけなんだから。」


「うわっ。雪女の詠が

 優しくしてやがる・・・。」


俺がボソッと呟くと

詠は「聞こえてるわよ」って顔で

こちらを睨みつけてきた。

おぉーこえー・・・。