「紳司ー!早くしなさーい!!」 下から母さんの俺を呼ぶ声が響いた。 その声を聞いた俺は現実に戻った。 そして急いで壁にかけてあった 制服を身にまとう。 毎日母さんがアイロンかけてくれる 真っ白なしわ一つないカッターシャツ 焦げ茶色のズボンに クリーム色のブレザー 1年の俺は緑色の 無地のネクタイを締めた。 鏡で最終確認… よし、完璧!