「紳司は相変わらずモテるな~♪
お前何人目だよ?」


この店のオーナーである
曽木さんがにやにや笑ってくる。


「そんな覚えてませんよ、
断る俺の身にもなって下さい」


「まぁお前のおかげで客が増えて
感謝してるんだけどな~」



俺がここでのバイトを始めて
毎日女に口説かれるようになった。


女のネットワークってゆうのは
恐ろしいほど広いもんで、

俺の情報はあっちこっちに流れ
客が増えたのは事実だ。


いいんだか悪いんだか
俺にとっては微妙なところ。