『紳司ちゃーん…っ!!』 大好きな2人が、俺を呼ぶ。 ほら、こうやって 俺ら3人はいつも一緒だから… 不満なんて何一つなかった。 そう思いながら、 俺は2人の元へ駆け寄った。 ―ポッ…―― 頬に何か当たり、上を見上げる。 『雨…?――』 急いで2人の元へ行こうと、 止めていた足を動かす。