あたしは将也と一緒に家を出た。


「何か緊張する」


「んな緊張すんことねぇよ」


将也はダルそうに返事をした。


「てか将也彼女いないの?」


仁と将也は周りにしっぽを振る女が腐るほどいる。


なのに1回も彼女を見たことない。