「あ、あのっ…!も、もしよろしかったら、私に"魔法"を教えていただけませんかっ!」

私は深く頭を下げた。

女の人はそれを静かに見ていた。
そしてしばらくしてから口を開いた。

「…いいわ。辛いし過酷な修行になるかもしれない。時には命さえも危なくなるかもしれない。それでも、あなたは魔法を使えるようになりたい?」

命…?
下手するとこの修行で命を落とすかもしれないってこと?そしたら元の世界には戻れないってことだよね…?お父さんやお母さんにはもう会えないってこと…!?