私が先輩と距離をおくようになってから3日……
「明莉~」
「愛美、耐えるんだよっ!」
先輩に会いたくて会いたくて仕方がない。
距離をおくなんて、自分の首をしめる行為だったんだ。
だからと言って今さらメールしたりするのも気が引ける。
「あー……」
3日前の朝に戻りたい。
そうしたら今頃は、先輩と手を繋いで下校とか出来たかも。
会いたい……
会って、嫌がるくらい抱きついて。
自分からいっぱいキスして。
額と額をコツンと合わせて笑い合いたい。
「愛美」
「……何~?」
あれ以来、私を勝手に愛美と呼び始めた武田。
先輩だってちゃん付けなのに!