ガラガラ――――…




荒ただしくドアが開けられた




やぶ
「何してんだよ」




やぶはいつもの優しい顔じゃなかった




「ごめん…でも話を聞いてほしい…」




我慢していた涙はいっきに零れおちた




やぶ
「何があったんだよ…」




やぶはあたしの隣に座って肩を寄せた




「あたし…やぶと別れたくないよ…ウッ…大好きなのに…別れたくないよ……ウッ…」




やぶ
「なんで話してくんなかった訳?ずっと知ってたけど真弓が何も言わねぇからなんもしなかった」




やぶ…ごめんね…



「やぶは…あたしと別れたい…?」




「馬鹿か?付き合う時なんつった?守るっていっただろ♪ぜってぇ離さねぇから★」




やぶは強く抱きしめてくれた




心の底から思ったこと



やぶなら大丈夫