「ここなぁ、俺のかぁちゃんと親父が出会った場所♪
親から虐待されててかぁちゃんはいつもこの公園で隠れていたって…
でも、たまたま通りかかった時親父がみつけて助けてやったんだってさ♪だから親父はかぁちゃんと何があっても離婚だけはしなかった…よく俺に[かぁちゃんを守らなきゃいけねぇんだよ♪死ぬ時も一緒]ってかぁちゃんがいない時よく俺に言っててさ、親父は俺の憧れなんだ♪」



俺の親の話をしている間真弓は何も言わず黙っていた…






真弓
「あたしね、恵まれて産まれてきたんじゃないの…
あたしのお母さんは男遊びが激しくてそれであたしができたの…
その前も何回も中絶しててたまたまお金がなくてあたしを産んだんだって…
夜になると毎日違う男が出入りしてるの…
だからあたしは夜中も外に出ていてずっと一人だった…ろくに家事もしなくて矢吹君のお母さんが作ってくれた、肉じゃがをみて初めて暖かい感じがした…」



真弓の話を聞いて
俺は今親父の立場に似た状態にいると気付いた…