「カルボナーラでございます。」
『あ?ああ。』
「失礼いたします。」
・・・そして、なぜかまた私があのイケメンの席へと行かされた。
『いやー、さすがアユちゃん!肝が座ってるよね!』
『アユちゃんだったら高校生だからあの人のこと、絶対知ってるもんね!なのに注文取りに行ってくれてありがとうね!アユちゃんがいてくれてよかったー。』
戻るなり2人にものすごいコソコソ声でそう讃えられる。
あたし、あの人知らないんだけど。
そんなこんなしてるうちに、彼は立ち上がってレジに向かう。
もう食べたのか。
ゲキ早。