『ほら?これでお揃いだろ?』



煌は白い歯を見せながら笑った。


ストレートのロングヘアーが煌と同じ髪型になっていた。


首もとが涼しい…



「ありがとね」


『いいよ、そのぐらい。んじゃ、早く行こうぜ?』



煌の自転車の後ろに乗せられ、自転車を走らせた。



『ちゃんとつかまってろよ?』


「うん!」



私は煌の腰回りに手を回して、ゆっくりと顔を煌の背中に当ててみた。


しあわせ…


この気持ち忘れたくない。