本当に私、煌の事好きなんだ。 こんな気持ち、初めてだからわかんない。 「ここから家遠いの?」 『ん?自転車で15分くらいかな?』 煌はポケットからゴムを取りだし、髪の毛を後ろでくくった。 「カッコいい…」 『ふっ』 すると煌はまたポケットから何かを取り出した。 『ちょっと後ろ向いて?』 「え?あっ、うん」 私は煌に背を向けた。