「ねぇ、部活決めた?」



そんな声が教室を賑やかにしていた。


この部に入ってあれがしたい!


私はこの部でマネージャーしたい!


部活しないでバイトする!



皆の希望が膨らむなか、私は悩まされていた。




「写真部か…バイトか…」




どっちも前から憧れを抱いていた。




「でも高校の部活けっこうきついらしいよ?」



「合宿したりするからお金かかるって」




そうなの??


皆詳しいなぁー


したいことをやる。


ただそれだけなのに、どこか簡単そうで難しい。




「葉穏ちゃん!」