影途の点数は全て90点台だった…



『うわっ、最高点が83って…
やっぱり葉穏はバカ葉穏だな』



影途が私のテストを見ていた。



「あんた、黒中の番長だったくせにどうして頭良いわけ?」



そうだ、影途は番長だったんだ。


きっと毎日喧嘩で暴れてたに違いない。



『バカ?
俺は毎日暇だったから勉強してただけだ。
喧嘩はちょっとした遊びだ』


「すごっ!!」


『影途半端ねー』



梁と煌は感激しているようだ。



「はぁ~…、私の負けだよ」


『んじゃ、バカ葉穏で!』