そう言えばはじめの頃、煌に色々質問したっけ?


たくさん困らせたんだろうな…


こいつ、何言ってんだ?って思われただろう。




「もうね、どうでも良くなったんだ」




私は顔を上げ、どこまでも広く広がっている空を見上げた……





「なんか私、人に答えを求め過ぎてた。
自分で考える事忘れてたみたいに…」





煌を見てにっこり笑ってみせた。





『そっか!
でもまた自分で考えてわからなかったら
俺だけじゃなく、皆にも訊けよ?』





煌は私に優しく微笑んで、白い歯を見せて笑った。