着いたのは学校の校舎裏…



「影途…?」



私と目を合わそうともせず、ずっと下を見ていた…



『ごめん…』



小さく震えていた影途の体…


私、何も言ってあげれなかった。


聞くことしかできなかった。



「私こそごめん!」



震える影途を抱きしめる事しかできないのが悔しかった。