ん?


時計を見たら6時限目が終わって20分が経っている。


クラスには梁以外生徒1人もいなかった。



「葉穏ちゃん6時限目、ず~っと寝てたねぇ?」



にっこりsmileの梁はいつも、おっとりした性格でクラスを和ませている。


私にはない性格の持ち主だ。



「じゃあ、ずっと梁はここに居たの?」



確かまだ皆、部活に加入してない。


部活体験がまだだから…



「だって、葉穏ちゃんの寝顔可愛かったんだもん♪」



ね、寝顔?



「って事は見たの?」


「うん♪」



しまった…―


私は両手で顔を隠した。



「後、煌くんも見たよ♪」



こ、こうも!?