煌の大きくて優しい手が、私の頭にポンポンと優しく触れた。 『龍王寺 光』 煌は確にそう呟いた。 「知ってるの!?」 はっとして煌の顔を見た。 どうして知ってるの? 『そいつ、よく女口説いたり、必要以上にくっついてきたりして裏で悪い遊びしてるらしい』 あの親切で優しかった先輩が……