でも、不思議と嫌じゃなかった。 むしろ気持ちが楽になった気がする。 「な、何かね…今凄く落ち着く」 私の髪をそっと撫でる優しい手。 なんでだろう… 急に涙が出てきた。 『葉穏って髪、綺麗だな♪』 「ひくっ、ひく」