私達は射的コーナーを後にし、離れた2人を探した。
『おじさんなんだって?』
「秘密ー」
私は影途にニヤっと笑みを見せ笑った。
『なんだよ』
影途はそっぽを向いてしまった。
そんなに悄げなくても…
「影途、ありがとね!」
私はそっぽを向いた影途の顔にぬいぐるみを向けた。
可愛いクマさんのぬいぐるみ♪
首に赤いリボンが付いてある♪
『感謝しろよ?』
「するって!
てか影途、わざと2発外したでしょう!」
あの最後の狙い方、今までと違ったもん。
まさか当てるとは思わなかったけど…
『バレた?』
「まぁね!」
ちらっと舌を見せて笑った影途。
いたずら笑顔がよく似合う!
って言ったら怒られちゃうか。