「…」



『ハズレだな、葉穏』




隣で笑う影途…




「いけると思ったのに!」


『お嬢ちゃん最後惜しかったねー
後は彼氏さんだね』




おじさんは影途を見つめた。




『右上のぬいぐるみだろ?』


「え?」





そういうと影途は私の耳元で、『見とけって』そう言って最後の玉を打った。





《バンッ》