結局、梁はそのお面を買って頭に付けている。
まさか買うとはね?
「うわぁ、綿あめあるよ!」
梁は簡単に煌と繋いでいた手を解いて、綿あめの屋台まで走った。
『ちょっと、待てよ梁』
あきれながらも梁を追いかけていく煌。
この2人見てると自然に笑顔になる。
本当に不思議だなぁ…
『俺らも行く?』
「うん!」
『走って転けんなよ?』
ニヤリと笑う影途……
「言われなくともわかってるよ!」
互いを見つめて、だんだん小さくなる煌の姿を見た。
『走るぞ』
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…