2人肩を並べてベンチに座った。



『俺、恐かったんだ』


「え?」



静かに煌はそう言った。



『かいが死んで、俺はどうしたらいいのか分からなかった。
ただ、気づけばこうしていつもかいみたいに笑ってた』



少し煌は笑って見せた。


本当は辛いはずなのに…ー



『そんな時、俺を支えてくれたのが梁だったんだ』



梁…ー