『葉穏に煌に梁は、俺の事を恐がらなかった。
ただ黒中の番長って言われただけだった。
その事を知ってるくせに、毎日毎日話しかけてくれた』



言われて見ればそうだった。


黒髪だったから番長だなんて、煌に言われなきゃ分からなかった。


ヤンキーって金髪のイメージあったし…



「影途って本当は嬉しかったんだ」



私はいつもされるニヤリ顔をして影途に聞いてみた。


されてばっかりじゃ何かね?



『はっ?違うし』


「またまた、そんなこと言って」



私にもわかる。


影途の気持ち…ー


私もずっと1人だったからわかる。