いつの間にか私は影途の家でもある、パン屋さんの前まで来ていた。 気まずそうな葉穏とは違い、影途は普通に中に入った。 『ほら、早く』 影途に手を引かれ中に入った。 「おじゃまします…」 そこには、私のバイト先の店長であって、影途のお母さんがパンを売っていた。