あれから梁は私に全て打ち明けてくれた。 「梁、ごめん」 私は部屋で1人呟いた。 かい君は毎日のように笑っていて、滅多に泣かなかったらしい。 中学生になったら煌と同じサッカー部に早く入りたかったって。 だから毎日煌はかい君にサッカーを教えていたみたい。 そして煌の誕生日の日、事故が起きた…― トラックに跳ねられ即死だったらしい。 「煌…」 勝手に聞いてごめん。