「そろそろ帰ろっか」 8時過ぎのもう辺りが真っ暗な頃希依が言った。 「そうだね」 そして帰るため2人で バス停に歩いて行った。 「「あ。」」 大きくもない。小さくもない声で希依が声を出した。 「どうしたの?」 「あ、あれ…」 今度は小さめの声を出しながら指をさした。 「え…」