審査は第一次から
第三次まで。

全てを通過したもののみ、
全国大会の本選へと出場できる。


第一次予選。
演奏時間、20分以内。

バッハの
平均律クラヴィーア曲集より1曲。

ハイドン、モーツァルト、
ベートーヴェン、シューベルトの
ソナタより第1楽章
または第1楽章を含む複数の楽章。


メンデルスゾーン、ショパン、
シューマン、リスト、
ブラームスの作品から1曲。


っとまぁ、こんな風に
各審査ごとに、
演奏時間と、作家・曲集が指定され
その課題にのっとって、
一次から三次までを勝ち残っていく。


そして、
来月行われるコンクール本選。
彼が出された課題曲は、
ベートーベン・ショパン・ラフマニノフ・リストなど
11名の音楽家たちが作り上げた、
22の協奏曲から1曲を
指定されたオーケストラと共に演奏する。


そんな中から、
彼が本選の出場に選んだ曲は
ラフマニノフの
パガニーニの主題による狂詩曲 作品43。


パカニーニのヴァイオリン曲
『24の奇想曲』第24番「主題と変奏」を
「主題」に用いて、
ラフマニノフが作り上げた
25部からなる変奏曲。