事情の後の後悔と罪悪感を存分に感じながら、体をベッドに沈める。

また、やってしまった。

これが今の彼氏に対する裏切りだと分かっている。

世間的にはダメな関係だって事も。

『そんなに気持ち良かったの?(笑)』

元カレの言葉に答えない。

それが私にできるせめてもの抵抗。

元カレは承知しているみたいに満足そうに笑う。

あ、無理だ。

唐突に悟る。

私はこの人から逃げられない。