いつもの部屋。

何も変わっていない。唯一変わっているのは人数だろう。

「どうしよう…」そう思いながらフードを深くかぶった男の方を見た。

すると男は言った。「携帯。」

藤崎は慌てて充電機から携帯を外し渡した。
何っていったって男の手にはまだナイフが握られているから。

男は受け取り、何所かに電話をかけた。しばらくすると男は口を開いた。