「はぁ…。どうするかなぁ…」

こんな溜息は本日何度目だろうか。


行く宛てもなく、静まり返った商店街の裏道を歩いていると後ろに何か人の気配を感じた。

「ん…?」

ふいに振り返るが誰もいない。また歩き出すと気配を感じる。

気にするまいと思いながら気付かないふりをした。

「疲れてるのかな…。」後ろに感じる気配に耐えきれなく、

もう一度後ろを振り向こうとした瞬間に