そんな三拍子揃ってる男子は中々いなだろう。

そんな話をしているうちに転校生らしき男の子が入ってきた。
その男子はルックスは文句なしのかっよさだ。
彼がはいるやいなや女子はキャーキャー言ってる。
彼は軽く自己紹介した。
「相沢圭介です。」と。
(…けいすけ…?)
もしかして…。
そんな事を思っていると夏摘が私の袖を軽く引っ張った。
「藍菜!!圭介だよ!?いいの?このままで」
夏摘、ごめん。
私はほとんど彼の事覚えてないんだ。
唯一わかったのか圭介ってだけで…
本当にあの人なのかさえ…。
そんな事を心の中で呟いていると、先生が
「相沢の席は五十嵐の隣でいいかな。」
「!?」
私が驚いていると彼が寄ってきて、
「あい©だよね!?」
って。
あのルックスではあり得ないような無邪気な子供みたいな感じ…。
「う…うん。」
私はこう答えるしかなかった。