ガチャ

「あーごめん、どした双葉」

花はスニーカーをはきながら
出てきてあたしの様子を伺う。


辺りをキョロキョロ見渡すがいない。


「あ、」

ギリギリ花の家の端っこに
蓮の姿が見えた。


花はあたしの腕を強引に引っ張っり


「蓮君ごめんね~」


「……おう」


なんか蓮が不機嫌っぽく感じた。
やっぱりこんな夜中に呼び出されて
あたしもう元気だし意味分かんないよね。