「お母さん。今年のケーキは?」




「もちろん手作りよ。今年は結衣が好きな抹茶のロールケーキでーす。」




そう言ってケーキが出てきた。




お母さん料理上手だからケーキも絶品なんだよね。




「誕生日おめでとう。」




「それじゃあいただきまーす。」




諒が早々と食べ始めた。




「んーおいしー。」




「ちょっと、そこは今日の主役のあたしから食べるところでしょ。まあいいけど。」




「あはは。ごめん。でも、ほんっとおいしいよ。」




ケーキを口に運んた。




「んーおいしー。」




「でしょー。」



諒がそう言った。