悲しいメロディー




泣いている人々




これは…しっかりと覚えている
幼稚園のときにあった園長先生のお葬式
スッゴクいい先生だったからみんなで泣いたんだっけ―




そしてこれはあたしが初めて体験した人の「死」だった。




「尊君、琉璃ちゃん」



誰かが小さいあたし達に喋りかけてきた。
幼稚園の大野先生だ・・・


あたしと尊が一番大好きだった先生。



「―!!」




このときあたしの中で何かがつながった。




星―死―大野先生――!



確かこのあと先生が言った言葉だ…
でも肝心なところが抜けていて思い出せない




「みんなには星がつくときがあるんだよ。」



そう!!この後この後!!!!!



「お星さまぁ~??」



「そうお星様…」



「いつつくの??俺にもつく!?」



「絶対つくよ…いつつくかっていうと―」




「琉璃!!」



あと少しのところで飛んできた妹の美穂に起こされた



「なぁに?それと琉璃!!じゃなくておねえちゃんでしょうが!」


そういって軽く美穂のことを叩く。



「そんなことどうでもいいの!」


「いったいなんなのよ!」


「それがね・・・テスト百点取ったのぉ~!!」


それだけか…あたしはほぼしかとでまた眠りについた。