「え??じゃあその胸のところにつけてる星はなんなわけ!?」





予想外の答えにビックリしてあたしは声を張り上げた。




「そんなのないって!!」




尊は胸のところをつまんでひらひらとふる。




「あれ―??何で・・・」




星は中に浮いていて尊には見えていない。これっていったいどういうことなんだろう…
それにその星には21と数字が書いてある。




「な??ないだろ!!」




尊はあたしの頭をなでる。




「疲れてるんだって!!明日も見えるようなら話は聞くから」




そういって帰っていってしまった。





星…誰かから聞いたことがあるような気がするけど―




相当昔だったのかあるいは夢の中の話なのか。
まったく思い出せなかった。