「祐ちゃんの部屋はここ!」
浩さんに部屋を案内された。
「右は潤の部屋で左は裕だから」
「はい」
「荷物は部屋の中だから。整理しておいで!」
「わかりました。」
そうして部屋へと入った。
段ボールがいくつかあり
窓はベランダに出る大きなのが一つ
カーテンは用意されていた。
コンコンッ
「はーい」
返事をすると外から裕さんが入ってきた。
「あー。ごめんな。荷くずしの最中」
「いえっ」
「いや、特に用はないんだけどさ。」
しばらく沈黙が続いた。
「手伝おっか?」
沈黙を破る声。
「いーですよ。一人でできます」
「いーから。手伝うから!何したらいい?」
何って言われても…
カーテンはある。
ベッドもあって布団もあるし
とりあえず荷物は棚に直したしな。
あ!!
歯ブラシとか石鹸なかったんだった!!
「祐?聞いてる?」
「あ、えー。今から買い物行かなくちゃ!」
「買い物??俺も行く!」
「……はい」