「ただいまー」

「おかえりー!祐!」

「潤~!!!ただいまぁー!」

久しぶりに見る潤。なんだかそんな気がした。


「なんだよー(笑)」

「やっぱなんか落ち着く~」

「気持ち悪いなー。なんか」

「いーじゃん。仕事忙しいの?」

「祐、テレビ見てよー!!」

テレビをつけると音楽番組があった。


ランキング1位→JUNNN


そう名前が出ると派手な衣装とダンス
歌が聞こえてきた。


「うわっ!潤がテレビにいる!」

「言ったじゃんー!歌手って」

「あー。なんか聞いたような…すごーい」

「別にすごくないよ」

「すごいよー!ダンスできる時点で」

「誰でもできるでしょ」

「いや、私できないんですけど(笑)」

「でも祐にほめられると嬉しいな」

ソファーに座って話してると天が来た。


「おー!潤帰ってたんだ」

「うん」

「また賞とったんだってな」

「まーね。」

「おめでとー」

「ありがとっ!」

「祐と話あるんだけど…ちょっと席外してくれない?」

「いーけど」

「じゅん!」

私は立ち上がる潤の手を握った。


「行かないで」

「え?どーして?」

「いーから」

潤は天を見た。


「でも…」

天を見ると潤は出ていってしまった。