「祐!祐起きて!」

目をあけると浩の顔があった。

「もうソファーで寝てからー」

「あ…ほんと」

昨日、お風呂からあがって
そのまんま寝ちゃったんだー。


「仕事終わったんだー。」

「うん。ちょっと今たてこんでたから」

ガチャッ


「おはよー」

ドアから天が入ってきた。


「おぅ!天おはよー!」

「はよー。浩」

「祐。おはよー」

「………」

「やっぱシカトか…(笑)」

少し悲しそうな顔をして
天はまた部屋へと戻っていった。


「なに?祐、喧嘩したの?」

「喧嘩ってゆうか……」

「まぁ。仲良くやれよー!」

「うん。」

そう言って私も部屋へと行った。


制服に着替えて、天の部屋の前に来た。


コンコンッ

「誰?」

「…ゆうだけど」

ガチャッ

「入って…」

「いや、ここで」

「やっぱ、警戒してるよな…」

「……」

「で?なに?」

「…ごめんね。昨日、」

「なにが?」

「いろいろあって。私、普通じゃないからさ」

「…意味分からないけど」

「とりあえず。学校行くから」

「送るよ…」

「いい。歩いて行くから」


そう言って私は鞄を持って家をでた。