昌と一緒に家へ帰ると
リビングに天がいた。


「ごめん。祐。ほんとに」

「………」

私は黙った。


天は私の顔を見て部屋に戻って行った。


「祐、今は無理だろうけど許してあげて…ちゃんと謝罪の心があればね」

「………」

「お風呂入ってゆっくりしな」

「そうするね。」

私はお風呂へ入った。


はー

なんか、久しぶり思い出しちゃった。


嫌なことを忘れようと毎日頑張って、
やっと忘れかけたのに。


記憶はやっぱり消えないよね


汚い体…

何回洗っても汚いまま

首を触られるたびに思い出す。


手首を切るなんてもんじゃない


毎日、毎日刻んだ。
数十ヶ所に傷は残っている。。。