全力で走った私は今、どこにいるのか分からなくなった。


とりあえず目の前にあった公園に入る。



ぐすんっ

「ありえない。ほんっと」

ブランコに座って泣いてると

「祐???」

聞き覚えがある声がした。


「やっぱり。何、天とコンビニ行ったんじゃなかったの?」

「あ"ーぎ"ーら"ぁ"ぁ"」

私は泣きながら昌に抱きついた。

「うわっ!何だよ」

「も"ーーーやだー」

「と、とりあえず落ち着け」

「落ち着けないよー!!」

「の、飲み物買ってくるから。な?離せ」

「いやー。一人にしないでよー」