潤side

「ねー。潤、この子どう思う?」

浩から見せられた紙には
名前と写真。履歴書のような物


「なに、これ?」

「天が女の子入れようて言ってたろ?」

「見つかったの?」

「まぁな。」

「てか今までみたいになるって絶対!」

「そーか?この子なら、ないだろ(笑)」

俺はこの時少し浩にムカついた。

何、勝手に判断してんの!て


天が女の子を入れたい理由はただ一つ。

自分の遊び相手が欲しいから。

天に彼女がいなかったことはない。

彼女がいても他の女にも手をだすくらいの


女遊びが激しい男なんだ。


だから浩はこの子を選んだのだろうか?

天が好みじゃないよーな
地味で大人しそうで普通なこの子を


「てか、何でこんな子が入居を?16じゃん!」

「親も親戚もいないんだって」

「ふーん。で、入居させるの?」

「俺はいいと思ってる。皆にも今聞いてる」

「天は何て?」

「好みじゃないけど。ま、いーんじゃない?てさ」

「俺は全然いいから!誰でも。」


少しこの子に会ってみたい

そう思ったのは誰も知らない。